🧭自分ラボ📘ゴギンズ
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CHAPTER 12 実践 読む目安 約5分 / ⚡暗記ボックス 1

実践|自分専用プロトコルの設計

この章の狙い

読む章はここで終わる。この章と次章は書く章である。 第1章から第11章までの判断を、1枚のプロトコルに落とす。

要点: 設計の成否は、意欲ではなく3つの決めごとで決まる。対象を1つに絞ること、頻度を先に固定すること、そして最低ラインを用意しておくことである。

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設計の3原則

⊳ この節の問題を解く(1問・1枚)

1.対象は1つだけ

同時に複数を変えると、どれが効いたのか分からなくなる。 第9章のメンタル・ラボの原則――変える変数は1つ――が、そのまま設計にも当てはまる。

2.頻度を先に固定する

第5章のとおり、強度から入ると2週目に消える。 最初の2週間は、量を増やさないことのほうが難しい。ここを守れるかが分かれ目になる。

3.最低ラインを持つ

⊳ この節の問題を解く(1問・1枚)

これはゴギンズの原則には無い要素で、第11章の批判を受けて足すものである。

「毎日やる」だけを決めると、1日欠けた瞬間に全体が崩れる。 崩れると自己批判が起動し、そのまま離脱する。 これを防ぐには、どんな日でも達成できる最低ラインを先に決めておく必要がある。

3段階で決める

  • 最低ライン:体調が最悪の日でも必ずできる量。連続記録はここで維持する
  • 標準:ふつうの日にやる量。これが本体
  • 追加:余裕がある日だけ。やらなくても失敗ではない

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設計シート

プロトコル 1枚 上から順に埋める。飛ばさない STEP 1 現在地を測る 行き先/合否ライン/期限/現在地 1日あたりの量(割り算で出す) STEP 2 対象を1つ選ぶ 避けている行動を10個 書き出し 先延ばし順に並べて 上から1つ STEP 3 3段階の量 ← 設計の中心 最低ライン 体調が最悪の日でもできる量。連続記録はここで維持する 標準 ふつうの日の量(本体) / 追加 余裕がある日だけ STEP 4 交渉場面と1動作 やめる理由が浮かぶ場面 3つ 各5秒以内の 最初の1動作 STEP 5 障害の予行 5件 起きたら効く順に5件 もし〜ならば、私は〜する STEP 6 クッキージャー 達成・持久・克服・回復を 16件以上。開ける場所に置く STEP 7 撤退基準 身体/心理/成果の3系統 押し始める前に書く 押している最中に撤退基準は書けない。だから STEP 7 は最後ではなく、開始前の最終工程になる
プロトコル設計シートの構造。現在地、対象、3段階の量、交渉場面、予行、撤退基準の欄が1枚に並んでいる図

以下の7ステップを、順に埋める。飛ばさない。

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STEP 1 現在地を測る

第2章の作業。数字にすることだけが目的で、評価は入れない。

項目 書く内容
行き先 到達したい状態を1つ。他人が判定できる形で
合否ライン 数値。「達成した/していない」が割れない形で
期限 日付。自分で決めた期限は延びるので、外部の予定に結びつける
現在地 今日の数字。3つまで
1日あたり 期限までの日数で割った量

5行目が実行不能なら、精神論に逃げず、行き先か期限を直す。 ここは第2章の結論そのままである。

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STEP 2 対象を1つ選ぶ

第5章の作業。基準は「つらいか」ではなく「避けているか」

避けている行動を10個書き出し、先延ばししている順に並べ、上から1つ選ぶ。 選んだものが、STEP 1 の行き先と噛み合っているかを確認する。噛み合っていなければ、どちらかを直す。

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STEP 3 3段階の量を決める

⊳ この節の問題を解く(1問・1枚)

ここが設計の中心になる。

段階 決め方
最低ライン 発熱している日でもできる量 服を着て玄関を出る/資料を開いて1行書く
標準 ふつうの日の量。最初の2週間はここを固定 20分走る/30分書く
追加 やってもやらなくてもよい 距離を伸ばす/2セット目に入る

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⚠️ 最低ラインでよくある間違い

  • 「30分の日と15分の日」のように、最低ラインを高く置く。最低ラインは体調が最悪の日を基準にする
  • 最低ラインで済ませた日を「失敗」と記録する。最低ラインの達成は成功である。これが崩壊を止める仕組み
  • 最低ラインを毎日使う。3週続けて最低ラインなら、設計のほうを見直す

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STEP 4 交渉場面と最初の1動作

第9章の作業。やめる理由が浮かぶ場面を3つ特定し、それぞれの最初の1動作を決める。

  • 場面は、曜日・時刻・直前の行動まで具体化する
  • 1動作は5秒以内に完了するものにする
  • 形は「もし〔場面〕になったら、私は〔1動作〕をする」

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STEP 5 障害の予行を5件

第8章の作業。起こりそうな順ではなく、起きたら効く順に5件。 各件に「もし〜ならば、私は〜する」で対処を1つ。抽象語を使わない。

第6章で書いた瓶(過去に崩れた場面)から拾うと速い。

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STEP 6 クッキージャーを置く

第6章の作業。16件以上を書き出し、苦しいときに開ける場所に置く。 「達成・持久・克服・回復」の4種類が揃っているか確認する。

STEP 5 の予行と場所を分ける必要はない。同じ1枚でよい。

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STEP 7 撤退基準を先に書く

⊳ この節の問題を解く(1問・1枚)

第11章の結論。押す前に、退く条件を決める。 詳細は第13章で扱うが、この時点で最低限3つは書いておく。

  • 身体:この症状が出たら中止する(痛み、しびれ、胸部症状)
  • 心理:この状態が何日続いたら中止する
  • 成果:何週間、指標が動かなかったら設計を変える

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30日の進め方

⊳ この節の問題を解く(2問・1枚)

期間 やること やらないこと
1〜14日 頻度だけを守る。標準を固定 量を増やす
15〜21日 強度を上げる。時間・回数・難度のうち1つだけ 2つ以上を同時に上げる
22〜28日 予測できない条件を1つ入れる(天候、時間帯、場所) 最低ラインを廃止する
29〜30日 記録を見て、次の30日を設計する そのまま延長する

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最終日にそのまま延長しないのは、第9章の「終点を置かない」の実装である。 続けるにしても、設計し直してから続ける。惰性と継続は別物である。

⚠️ 設計のアンチパターン

  • 対象を3つ選ぶ。2週間で全部消える
  • 最低ラインを作らない。1日の欠けが全体の終わりになる
  • 撤退基準を後回しにする。押している最中には書けない
  • 初日に最大量をやる。初日の記録は3週目の基準にならない

第12章の通過チェック

  • STEP 1〜7 をすべて埋め、1枚に収まっている
  • 最低ライン・標準・追加の3つが、量として区別できる形で書けている
  • 撤退基準を、押し始める前に3つ書いた

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次章へ

設計は書いた時点では動かない。動かすのは記録と判断である。 次章では、日々の記録を3項目に絞る方法、崩れた日の復帰手順、 そしていつ退くかの基準を確定させる。

読了の記録はこの端末の中だけに残ります。

📗 読み終えたら、この章の問題で理解を確かめましょう。

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