語をたどると、その用語が出てくる本文の場所に移動します。右下の 🔍(または / キー)からは、
用語と見出しをまとめて探せます。
ネイビーシールズ養成課程(BUD/S)の第1段階にある、5日半ほぼ不眠で続く選抜週間。脱落率が最も高い期間として知られる。
Basic Underwater Demolition/SEAL の略。ネイビーシールズの基礎養成課程。
アメリカ軍の入隊適性試験。ゴギンズはこれに2度落ち、教科書を手で書き写す方法で3度目に合格した。この学習法は第9章で再登場する。
赤血球の形に関わる遺伝的な特徴。保因者は多くの場合症状が出ないが、高強度の運動や低酸素環境でのリスクが指摘され、一部の部隊で参加制限の理由になることがある。
軍への入隊希望者を審査・受け入れる担当官。ゴギンズは体重を理由に多くの徴募官から断られている。
鏡に自分の欠点と目標を貼り出し、毎日それに向き合う手法。第3章で詳しく扱う。
自分の欠点・現状・目標を紙に書いて鏡に貼り、毎日それに向き合う手法。ゴギンズが高校生の頃から用い、著書で1つの課題として提示している。
自分の失敗を人格や能力の欠陥として責める思考の型。抑うつ・不安・社交不安・摂食の問題との関連が繰り返し報告されている。
失敗した自分に対して、事実は認めたうえで敵意を向けずに扱う態度。研究では自己批判より心理的な健康と結びつきやすいとされる。
「もう限界だ」と感じた時点で、人は持っている能力の約40%しか使っていない、というゴギンズの主張。残りの60%にアクセスできるかどうかが差を生む、という形で語られる。
機械が回りすぎないよう出力を制限する装置。ゴギンズはこの語を、脳が身体を安全側に止める仕組みの比喩として使う。
筋細胞が壊れて内容物が血中に流れ出す状態。腎臓に負担がかかり、重症例では急性腎障害に至る。極端な持久運動や急激な高強度運動で起こりうる。
その運動がどれくらいきついと感じられるかの主観的な強度。心理生物学モデルでは、この値が持久パフォーマンスを制限する中心変数として扱われる。
持久運動の限界を、生理的な破綻ではなく「努力感と意欲の釣り合いによる意思決定」として説明する枠組み。サミュエレ・マルコラらが提唱。
ティム・ノークスらが提唱した、脳が予備能力を残して出力を制限しているという理論。40%ルールの背景にあるが、学界では議論が続いている。
手のひらに繰り返しの摩擦でタコができるように、意図的に不快を繰り返すことで不快への耐性を厚くしていく、というゴギンズの中心的な比喩。
脳の内側にある領域。意志・持続・困難への関与が指摘され、「やりたくないことをやる」経験と結びつけて語られる。ただし研究は発展途上で、単一の「意志の中枢」があると断定はできない。
過去に自分が乗り越えた出来事を書き出して蓄えておき、苦しい場面でそこから1つ取り出して、自分に「実績」を突きつける手法。ゴギンズが著書で課題の1つとして提示している。
ある課題を自分は遂行できるという見込み。心理学者アルバート・バンデューラの概念で、最も強力な情報源は本人の達成経験だとされる。
苦境において、こちらが折れないという事実を相手や場に示し続けることで、相手の頭の中の空間を占め、優位を反転させること。ゴギンズがヘルウィーク中に名づけた。
来るべき困難をあらかじめ具体的に想定し、それへの対処まで含めて事前に頭の中で通しておくことで作る、崩れにくい心の状態。ゴギンズが著書で課題の1つとして提示している。
望む未来と、それを妨げる現実の障害を、意図的に対にして思い浮かべる手法。ガブリエレ・エッティンゲンらの研究による。成功像だけを描く場合より、実際の行動量が増えることが示されている。
「もし状況Xが起きたら、私は行動Yをする」という形であらかじめ決めておくこと。ピーター・ゴルヴィツァーの概念で、単なる目標設定より実行率が高まることが多数の研究で示されている。
自分の失敗・反応・限界を、実験の記録として観察し、方法を作り替えていくための内的な作業場。ゴギンズが2冊目の著書で提示した枠組み。
同じ内容を手で書き写すことを繰り返して定着させる学習法。ゴギンズが適性試験と医療の学習の双方で使っている。
長期的な目標への情熱と粘り強さを指す概念。アンジェラ・ダックワースが提唱し、成功の予測因子として広まった。
うまくいった事例だけが観測され、同じ方法で脱落した事例が見えなくなること。極端な方法ほど、この偏りが強く出る。
心臓の左右の心房を隔てる壁に穴が残っている先天的な状態。程度によっては長く無症状で経過する。
体調が最悪の日でも必ず達成できる量。連続記録をここで維持することで、1日の欠けが全体の崩壊に波及するのを防ぐ。第12章で設計する。